2347年

大丈夫

宮崎勤ドキュメンタリー感想

オチは特にないし本当に感想だけ殴り書く。これから言うことは何言ってんだお前と思われても仕方ないことだけどとりあえず。

 

宮崎勤、1989年の時の人なのでリアルタイムでニュースを見ているわけではないのですがツイッター宮崎勤のメタファーみたいな人は多いし現にTLには度々 異常な例として宮崎勤の名前が挙がる。

 

リアルタイムで見てきた猟奇性のある殺人事件は秋葉原での無差別殺傷や最近だと相模市での障害施設殺人なんだけど先日の宮崎勤ドキュメンタリーは何処か昔の事件という前提だったので何か感じられるものが薄い…とか思っていたが思わぬところで惹きつけられた。

 

惹きつけられたのは宮崎勤の感受性が天然キャラのソレと大差がなかったということだ。事件の内容は大変厳しいものではあるが、単に感受性の指向性が違うだけでASDが入った人間の言動というか…先日の放送は肉声をメインにしたサイコパスやで〜という体のドキュメンタリーであったが、受け答えのシーンとか俺たちの周りにもよくいる言わば天然キャラという感じしませんでした?

 

宮崎勤が他の殺人犯と比べて突出した異常行動は殺した子どもの遺族に骨を届けたことであろう。取り調べで殺害した子どもの遺骨を届けたのは何故か?と問われたとき、彼は「仏心」と答えた。

 

コレ、シチュエーションと言葉を変えればバラエティ番組はおろか日常生活でも見る件ではないですか。ヘキサゴンファミリーが珍回答するのと同じ匂いがする。決定的に違うのはシチュエーションで、笑いになるか異常な殺人犯として言質を取られるかという場面だけである。主要な殺人事件の原因言動にカチンときて人を殺すというものだと考えているが宮崎勤もその一例であることに変わりはない。そこに逸脱すること自体に段差はあるが 逆に言えば段差を登れば変わりないのだ

 

遺骨を届けることは遺族への哀悼の意を表することができる。普通の犯罪者はム所に入って刑期を減らすために遺族に手紙を書くことで成立するが、彼は捕まる前にそれをした。遺骨を添えて。それが正常、適した哀悼の意だと思っている天然だから精神鑑定をしても異常はなかったと診断されているのだ。天然を見れば分かるが彼らは精神に異常がなかろうが常軌を逸する行動をする、それが天然なのだ。

 

問題なのは殺人には猟奇殺人には至らないにせよ生活していたら感受性が違うことによる異常言動、行動くらいいくらでも遭遇しうるということだ。上司の前でのとんでもない行動とかベクトルの向きは同じだ。

 

シチュエーションスロットが回転して指定された場面で言動と行動ペアを間違えると終わる。カードゲームみたいなものだ。とにかくシチュエーションに沿った正常な感受性と言動、行動ペアを揃えないとバーストするというゲーム。そんな当たり前だが宮崎勤の事件からはそんなことを考えさせられる。地雷を踏まないように歩き続けないといかない。